砂漠のような乾いた大地にも

美しいはなが咲くのを人々は知らない


ストーンローズ


その花はそう呼ばれている


この厳しい荒野にも

かつて生命が存在したのだろう


その石の上でかつての思い出がふわっと輝き


そしてサーっとくずれて

砂の大地の一部となる


この砂の大地はまるで、自然の厳しさを

教えているようだ。

そこには自然の摂理だけが働きの、

人や生命の関与する余地がない。


生命の存在を拒むかのような空間が

時間軸だけをもって存在しているのだ。


かつては神がいて、人がいて、

動物がいて、植物が存在していた。


いつからだろうか。

人が神の名の下に争って、

終いにはお互いを過酷な

環境へと追いやってしまったのは。


今、この世界は神は不在のえ、

時間だけが永遠を刻むかのように存在している。


ゆっくりと姿を変えていく砂の大地を見て

畏敬の念さえ覚えるのだ。